インフレ危機よりもリセッション(景気後退)危機?(2022.6.24)

外国為替

だいたい、自分の経済見通しは当たっていたようで、やはり、ドル安が来て、米国リセッション危機(景気後退の危機)という新しい危機がクローズアップされてきました。

すでに「世界中でどこが、最初にずっこけるか」の競争になっていて、世界中大混乱となっているのは、武漢コロナ発生以来、全体的にはあまり変わっていません。

日本は、「ドル円が1ドル=150円になる」とメディアに出てくる専門家から著名相場系ユーチューバーに至るまで、「悪い円安によるハイパーインフレーションだ!」と言っていました。ところが、昨日あたりから風向きが変わり始めました。「日本国債先物を空売りしていたヘッジファンドがギブアップして精算した」とか、「米国がリセッションに向かっていることが市場において認識された」とかで、円高ドル安になったり、米株指数はなぜか最後は上がって引けましたが、原油価格が低調に推移し、貴金属が軒並み売られました。

次々と「危機」が開発されて、それがまたしぼんでいく、の繰り返しです。原油価格も株式市場も、あんまりあてになりません。仮想通貨は忘れた頃に反発するし。噓だらけの相場です。

ただ、物不足は実際に生じています。人為的に価格は抑えられても、商品自体が入手が難しい「危機」的な状況は全く改善しそうにありません。今後のシナリオとしては、「景気後退で相場大幅安」は株式市場や債券市場で依然として起きそうですが、予想インフレ率というか、ちょっと先のインフレ見通しが、景気後退懸念で一時的なコモディディ価格安を誘ったため、株価が今戻してきています。

FRBが来月も0.75%の利上げをすれば、株式市場はまた下落に見舞われそうです。それまでに、どれくらい株価指数が戻しているかはわかりません。

コモディディ価格が来月の利上げを出発点に、逆に息を吹き返す展開も、無くはないな、と思います。たしか、8月はFOMCが開かれませんから。暑い時期ですし、エネルギー業界は、「ここで儲けないで、いつ儲けるんだ」ということで、原油や天然ガス価格は、7月中に盛り返さないといけませんから、もしかして、今から7月第2週あたりまで、原油先物が低迷するとか、化石エネルギー系の株式が安いようであれば、仕込み時かもしれません。まあ、私はそんなもの買う余裕は多分その頃はそんなに無さそうですけど。

金属系も、産業用メタルを中心に、買い時の到来かもしれません。仕込み時期的には、エネルギー関連と重なります。もう、確認しているものだけでも、今日からすでに安くなってはいますが、次回のFOMCは、もう、ほとんど8月である、日本時間で7月28日の早朝となっています。それまで株高が持続するかもしれず、「今からひと月、安くなったコモディディと株式の買い持ちだ!」ということになるかもしれません。

前回の記事で、相場が瀬戸際状態にあるように書きましたが、どうもお預けになったようだと認識したいと思います。危機は8月以降に延期されたと現時点では考えています。金:プラチナの価格比が2:1を割り込み、プラチナは金の半値以下になってしまいました。もっとプラチナ価格の相対的価格下落が進んでいけば、面白いですけどね。

生活者目線で行けば、エネルギーコスト等の減退が物不足インフレを補って、インフレ率の伸びが穏やかになる可能性もあるので、食糧備蓄などに励むといい期間かもしれません。

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