インド経済と株式市場…よくわからないけれど(2021.6.26)

外国為替

インドは、海外の個人が直接現地市場で株式売買を行えない国です。日本人が個別インド株に投資したいと思えば、アメリカでADR(米国預託証書)を買うしかありません。

私は、インド株の株価指数のNSE NIFTY50指数に連動する日本国内籍ETF(上場投資信託)に投資しています。低廉なコストでインド株式市場全体に投資するには、良い商品だと思います。

先日は、イスラエル経済の底堅さなどについて考えましたが、インド経済は現状、どうなのか、自分にも実はよく分かっていません。

中華コロナウイルスのインド変異株が世界中に蔓延しているとか、酸素ボンベが医療現場で足りなくて、日本のスズキの現地法人工場が酸素提供を行うとか、最近は常にピンチ続きであるという印象があるのですが、通貨ルピーは対円で堅調に推移していますし、債券市場はアメリカ合衆国の通貨当局の引き締め予想観測が流れているにもかかわらず、安定しているようです。

インドルピー/円過去1年の動き

上のチャートは、インドルピー/円の相場ですが、今年の3月以来、振幅は大きくなっていますが、今月(6月)に入って以降は、高止まりの状況が続いています。

以前話題に出した、イスラエル経済と比較してみましょう。経常収支で見ると、イスラエルは経常黒字であるのに対し、インドは赤字(2020年末時点)。資源を大量消費する輸入国であることも、経常赤字国である要因だと思います。

海外からの直接投資はインドは流入超となっています。イスラエルも流入超です。2020年末現在で、海外からの直接投資が流入超になっていることは、両国を注目すべきポイントだと思います。

それから、経済の鏡たる、株式市場ですが、ナショナル取引所(NSE)のNIFTY50指数は堅調です。

NIFTY50指数の過去1年チャート

少々、ここ数か月間は足踏み状態ですが、債券市場も金利は大きく変化しておらず、金融市場は安定的と言えるのではないでしょうか。

実は、インドは、投資先の選定期初は懐疑的に見ていて、ブラジルやロシアを重視したいと思っていました。しかし、ロシアは資源輸出国という強みを持っていながら、技術を持っているようで、実は先端技術を開発・発展させていくような風土が醸成されていないことに疑問を持ちました、というか、以前からそう思っています。ブラジルは、同じく資源・食料輸出で潤っている国ですが、インドとブラジルを比較すると、インドの方に何故か目が向いてしまいます。

統計にもそれが表れていて、インドは海外からの直接投資が黒字なのは先程述べた通り。経常収支は赤字(対GDP比で-2%程度の赤字)です。2013年ごろが一番酷かったのですが、最近は、対GDP比でみた経常収支が大きく改善しており、中華コロナが終息すれば、更なる改善も期待できるのではないか、と思いました。

「いろいろ問題を抱えているけど、なんだかよく知らないが、規模も大きくて元気そうな摩訶不思議な国」といった表現でもしたいインド経済と金融市場。日本:インド:イスラエル=2:1:1の割合を基本に投資していく方針に変わりはありません。

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