国際分散投資から、自国ファースト投資へ

株式・投資信託

「国際分散投資が最良だ!」、と言われて久しいです。とりあえず、米国株式をポートフォリオにたくさん組み入れて、インデックス投資をした投資家は恩恵を受けてきたとは思います。

株式市場が、一定の理屈によって動いているものではないことは、最近の米国の一部銘柄の暴騰を見ても明らかなことです。様々な要素が、相場を形成しています。

私には、どの銘柄が高騰するかを当て続けるような才能は無いような気がするので、インデックス投資や、自分好みの日本の優良株投資を中心に、少しずつやっていこうと思うようになっています。

いつまでも右往左往する投資をしていても仕方がありません。「うまくやってやろう」といった助平心もそう簡単には成就しないことも経験済みです。

話は変わりますが、日本の財界も、悪しき戦後教育や左翼メディアの影響やらで、目先の利益ばかりにとらわれた、落ちぶれた経営者が多いような気がしています。もともと、どうしようもない人物もいるようですが…まあ、それは仕方ありません。

そうは言っても、日本企業の潜在力と言うのは、まだまだ、相当のもののような気がしています。安値で放置されている銘柄も東証上場企業にはたくさんありますが、もっと高く評価されても良いような気がして、私も株式投資を始めて20年くらいになりますが、不思議な気持ちがありました。

「国際分散投資」というと、なんだか格好がつきますが、要は自分の国の資本を、海外に流出させているわけです。海外投資がまだ手数料が馬鹿みたいに高かった時代は、海外投資も憧れの投資でしたが、いざ、海外株の投資の垣根が低くなってみると、その頃には、世界の様相が変わってきていました。

私の意識が日本株に再び強く向くようになったきっかけは、2016年のトランプ大統領誕生です。この当時から、一部の国際関係の識者の方々は、アメリカ経済の再拡大を予言していました。大統領自身は、「アメリカ(自国)ファースト」を掲げていましたから、世界に散ってしまった、アメリカ経済の産業がアメリカ本国に戻るとなれば、アメリカ経済・米国株が上がるのは、自然の成り行きのようにも見えました。

実際には、アップルやAmazon、Googleに代表される、多国籍企業だけが潤う状況はオバマ政権時代とそれほど変わったようには見えませんでした。もうアメリカには、日本など、海外と競争できるモノづくりのできる産業が、情報産業と航空機・兵器産業ぐらいしか残っていなかったのです。

幸い、情報通信産業が重視される世界の潮流があるので、なんとかアメリカ経済は体面を保っていると見えました。

全くすべてのものを自国で生産して賄う、という世界は非現実的です。ただ、自国で作っても良いはずのものを、得体の知れない国で生産して輸入するといういびつな構造が、いつの間にか作られていたのは事実です。その意味では、アメリカは、まだこれから、自国で自国民のための製品を作るようにする経済に戻る可能性があります。ただし、競争力の問題もあり、MAGA(メイク・アメリカ・グレート・アゲイン)への道は険しそうです。

一方で、日本は、まだ日本企業が某隣国へ工場を移してみたり、資本を投じてみたりしているのですが、世界情勢がそれを許さない状況ができてきています。まだまだ、日本はアメリカと違い、世界で競争力のあるモノづくりの分野を残していますし、人的資源が豊富です。

以上を鑑みて、「自国ファースト」を日本政府はやっている様子がないけれど、自分だけでも、「自国ファースト投資」をしてみようと思うようになりました。為替リスクを取らないで、世界一道徳水準の高い国に投資できるのですから、その恵まれた環境を生かさない手はないと思うのです。

先日から、「日本株は高くて買いにくい」という不満を述べてきましたが、1単元が高価なだけで、時価総額から見れば、日本株の優良銘柄は、諸外国の株に比べて価格がかなり割安なようにも感じられます。

1980年代の戦後空前の資産バブルにとどめを刺した、旧大蔵省の「総量規制」のような国家による株価抑圧政策も終わり、中央銀行(日本銀行)が資産価格上昇を促すためにETF(指数連動型上場投資信託)を爆買いする時代ですから、日本株に投資しても大丈夫なんじゃないかな、と思っています。

各企業の経営状況、経営政策の先行きは、このところの国際情勢を見ても不透明です。わからないときは、好き嫌いがあっても、広範に分散された株式ポートフォリオを持つ方が無難です。もちろん、株式投資の楽しさは、個別株投資にあるので、単元未満株ポートフォリオも運用していきます。

一方で、生涯を考えたとき、貯蓄と投資の大半は、インデックスファンドに投じるのが良いと思うので、つみたてNISAなどを通じ、日本株インデックス投資を強化していく方針です。具体的には、JPX日経400インデックスファンドの積立投資をしていき、単元未満株ポートフォリオの総額を早期に上回る状況を作り出すつもりでいます。

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