「投資においてメンタルは大事だ」という言説について

「投資でメンタルは大事!」といった言説をしばしば目にします。ツイッターなどでもそうです。

私は、そのようなことを言う市場関係者の話は傾聴に値しないと思うようになりました。

投資における「メンタル」とは何でしょうか。銘柄を持ち続ける「握力」のことでしょうか?買値から値下がり値上がりをしても右往左往しない「胆力」のことを指して言っているのでしょうか?

各人が言う「メンタル」には様々なものがあるのだろうと思います。

私が思うに、「メンタル」の問題は、投資をするうえで心の葛藤が生じるために発生すると考えられます。この銘柄を売るべきかあるいは持ち続けるべきかで悩むとかいうこともそうでしょう。

アマチュア投資家が株式投資で成功するためには、ポートフォリオ運用で長期投資をすることが大事だと私は考えます。ETFやインデックスファンドを買い続けるのでも良いでしょうし、個別銘柄を買い足していく投資でも良いでしょう。結局のところ分散を充実させていく投資が銘柄を保有するストレスを軽減してくれることは間違いありません。

私もいろいろな投資商品に手を出してきました。そこで分かったことは、「投資は無理がかかってはいけない」ということです。つまり、メンタルを要求されるような事態に陥らないことが必要だ、と気がついたのです。

FXやCFDなどの証拠金取引でより高いレバレッジをかけること、あるいは信用取引をすること、一つの銘柄に資金を集中させてしまうこと、それらは結局はメンタルを要求されます。

話をポートフォリオ運用に戻しますと、先程上記で書いたことはいわゆる「握力」の話です。「胆力」であれば、全体として銘柄が多くなってぼんやりした状況を作り出すことで、安易な保有銘柄の売買が抑制されるという効果が期待できます。

これらに付け加えますと、相場が高値圏だと自分で思えば、買い足すことを見送る、あるいは利食い売りをしてみる、そして、相場参加者が総悲観になるような状況なら、株を買ってみる、といった程度のことであれば、テクニカルなことであり、メンタルはそれほど必要ないでしょう。

メンタルを投資で要求されるということは、その投資している本人が、何かしらどこかで無理をしていることを露呈しているということに他ならないのではないでしょうか。私は、投資にメンタル(あるいは精神論)を要求されるようなことはしたくないので、なるべくそういう局面を回避できるような方策を取りつつ、長期で財産を形成していきたいと思っています。

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